『嘘八百 なにわ夢の陣』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット

2023年公開の映画『嘘八百 なにわ夢の陣』は、中井貴一さんと佐々木蔵之介さんが演じる名コンビが活躍する人気シリーズ第3弾です。
大阪を舞台に、古美術をめぐる騙し合いが繰り広げられる痛快コメディです。
大阪ならではの歴史や文化とともに、映画のシーンが蘇る特別な体験が味わえます。
本記事では『嘘八百 なにわ夢の陣』のロケ地となったスポットやアクセス方法、関連情報をまとめてご紹介します。
ロケ地巡りの計画にぜひ役立ててください。
映画『嘘八百 なにわ夢の陣』のロケ地スポット4選

『嘘八百 なにわ夢の陣』は大阪を舞台に、大阪城天守閣、大阪城公園、ミライザ大阪城、大阪城公園駅等で撮影されました。
今回ピックアップしたロケ地は、以下の4か所です。
- 大阪城天守閣
- ミライザ大阪城
- 大阪城御座船(大阪城内堀)
- さかい利晶の杜
それぞれのスポットについて見ていきましょう。
大阪城天守閣

物語の中核となる豊臣秀吉の幻の茶碗「鳳凰」をめぐる重要なシーンの舞台として登場します。
大阪城所蔵の秀吉のお宝など、天守閣での映画撮影という貴重な機会に恵まれ、作品に格別な重厚感を与えています。
映画では骨董コンビが天下のお宝バトルを繰り広げる背景として、荘厳な天守閣の姿が印象的に映し出されています。
住所 | 大阪市中央区大阪城1-1 |
アクセス | JR環状線「大阪城公園駅」または 「森ノ宮駅」から徒歩約20分 大阪メトロ中央線「谷町四丁目駅」 から徒歩約20分 |
入場料 | 大人:1200円 大学生・高校生:600円 中学生以下:無料 |
公式HP | 大阪城天守閣 |
大阪城公園内には梅林、桜の名所があり、四季折々の自然も楽しめます。
また、豊國神社では豊臣秀吉が祭神として祀られており、映画の世界観をより深く感じることができます。
ミライザ大阪城
主要撮影地の一つとして使用された歴史的建造物で、1931年に陸軍第四師団司令部庁舎として、大阪城天守閣と同時期に建てられた 重厚な建物です。
映画では、現代的な複合施設として生まれ変わった館内で、キャラクターたちの重要な会話シーンなどが展開されています。
大阪でのイベントの際、中井貴一さんがミライザ大阪城内で行われた公開記念トークセッションに出席しており、映画ファンにとって特別な場所となっています。
住所 | 大阪市中央区大阪城1-1 |
アクセス | JR環状線「大阪城公園駅」から徒歩20分 JR環状線「森ノ宮駅」から徒歩20分 大阪メトロ中央線・谷町線「谷町四丁目駅」から徒歩20分 |
営業時間 | 9:00〜22:00(店舗により異なる) |
公式HP | ミライザ大阪城 |
屋上の「BLUE BIRDS ROOF TOP TERRACE」では天守閣を間近に眺めながらバーベキューが楽しめ、地下には「海洋堂フィギュアミュージアム ミライザ大阪城」もあります。
大阪城御座船(大阪城内堀)

『嘘八百 なにわ夢の陣』予告動画で小池と野田が金色の船に乗っているシーンが撮影されたのは、大阪府大阪市の大阪城の内堀で、観光船「大阪城御座船」を使用しています。
映画では骨董コンビが船上で重要な会話を交わすシーンとして登場し、大阪城の石垣を水面から眺める特別な視点が印象的に描かれています。
実際の御座船では、石垣や魔除けの人面石など、陸上からは見えないスポットを水上から楽しむことができます。
乗船場 | 大阪城公園内 |
アクセス | JR環状線「大阪城公園駅」 から徒歩約15分 |
営業時間 | 10:00〜16:30 |
料金 | 大人1800円、小人900円 |
公式HP | 大阪城御座船 |
映画と同様に船上から大阪城を眺める体験ができ、特に夕暮れ時の撮影は幻想的な雰囲気を演出しています。
さかい利晶の杜

映画公開記念として、劇中で実際に使用された幻の茶碗「鳳凰」や「鳳凰」の原画、「秀吉七品」の小道具等を展示した企画展が開催された聖地です。
『嘘八百』シリーズを通じて重要な舞台となっており、塚地武雅演じる学芸員・田中四郎のモデルとなった矢内一磨さんが勤務する「さかい利晶の杜」として、ファンには特別な意味を持つ場所です。
住所 | 堺市堺区宿院町西2丁1番1号 |
アクセス | 南海電鉄「堺駅」から徒歩約10分 阪堺電車「宿院駅」から徒歩約3分 |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
料金 | 観覧料:大人300円、高校生200円、中学生以下無料 |
公式HP | さかい利晶の杜 |
千利休屋敷跡や与謝野晶子生家跡など、堺の文化人ゆかりの地が徒歩圏内にあります。
また、堺の伝統産業である包丁や注染手ぬぐいの店舗も点在しています。
映画『嘘八百 なにわ夢の陣』ロケ地周辺 大阪城エリア・堺エリア周辺のおすすめスポット

『嘘八百 なにわ夢の陣』のロケ地に行くときに、一緒に楽しめる周辺のスポットも見ていきましょう。
ここでは大阪城エリア周辺と堺エリア周辺のおすすめスポットを紹介していきます。
大阪城エリア周辺のおすすめスポット4選
まずは大阪城エリア周辺で一緒に楽しめる周辺のスポットには以下の4つのスポットを選びました。
- 大阪歴史博物館
- 大阪天満宮
- 八軒家浜船着場
- 住吉大社
それぞれ見ていきましょう。
大阪歴史博物館

大阪城から徒歩15分の立地にある博物館で、古代から現代までの大阪の歴史を体験できます。
10階の古代フロアでは難波宮の大極殿が復元されており、映画で描かれる歴史ロマンの余韻を感じながら、実際の大阪の歴史を学ぶことができます。
住所 | 大阪市中央区大手前4丁目1-32 |
アクセス | Osaka Metro谷町線・ 中央線「谷町四丁目駅」2号・9号出口すぐ |
営業時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
入館料 | 大人600円、高大生400円、中学生以下無料 |
公式HP | 大阪歴史博物館 |
大阪天満宮

学問の神様・菅原道真を祀る「天満の天神さん」として親しまれる神社です。
毎年7月の天神祭りは有名で、大阪城エリアからもアクセスしやすい立地にあります。
住所 | 大阪市北区天神橋2-1-8 |
アクセス | Osaka Metro谷町線・堺筋線「南森町駅」 JR東西線「大阪天満宮駅」より徒歩5分 |
営業時間 | 9:00~17:00 (開閉門時間:夏期5:30~18:30、冬期6:00~18:00) |
参拝料 | 無料 |
公式HP | 大阪天満宮 |
八軒家浜船着場

水都大阪の玄関口として栄えた歴史ある船着場で、現在は水上バスの発着場となっています。
大阪城御座船での聖地巡礼の後に、淀川や大川を水上バスでクルージングして、違った角度から大阪の街並みを楽しむことができます。
住所 | 大阪市中央区天満橋京町1 |
アクセス | Osaka Metro谷町線・京阪電車「天満橋駅」17,18号出口直結 |
水都大阪 | 八軒家浜船着場 |
住吉大社

大阪市住吉区にある、全国の住吉神社の総本社です。
約1800年の歴史を持つ古社で、特に住吉造りの本殿は国宝に指定されています。
関西屈指のパワースポットを訪れてみてはいかがでしょうか。
住所 | 大阪市住吉区住吉2-9-89 |
アクセス | 南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分 南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分 阪堺線「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ |
拝観時間 | 4~9月 6:00~17:00、10~3月 6:30~17:00 |
拝観料 | 無料 |
公式HP | 住吉大社 |
堺エリア周辺のおすすめスポット3選
次に堺エリア周辺で一緒に楽しめる周辺のスポットには以下の3つのスポットを選びました。
- 仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)
- 堺市博物館
- 堺伝匠館
それぞれ見ていきましょう。
仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)

世界文化遺産に登録された日本最大の前方後円墳です。
さかい利晶の杜から車で10分程度の距離にあり、古代日本の壮大なスケールを実感できます。
住所 | 堺市堺区大仙町 |
アクセス | JR阪和線「百舌鳥駅」下車徒歩8分 |
営業時間 | 見学自由(周遊路は一周約1時間) |
見学料 | 無料 |
駐車場 | 大仙公園仁徳御陵駐車場 (2時間まで200円、以降1時間毎に100円追加) |
関連情報 | 仁徳天皇陵古墳・ 公社)堺観光コンベンション協会公式サイト |
堺市博物館

百舌鳥古墳群に関する展示をはじめ、堺の歴史と文化を総合的に学べる博物館です。
千利休や与謝野晶子に関する常設展示もありたます。
館内無料ゾーンでは百舌鳥古墳群の雄大さを映像で体感できる「百舌鳥古墳群シアター」が人気です。
住所 | 堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁 大仙公園内 |
アクセス | JR阪和線「百舌鳥駅」から徒歩8分 |
営業時間 | 9:30~17:15(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) 祝日の翌日、年末年始 |
入場料 | 常設展のみと特別展観覧料込みで入館料は異なります。 |
公式HP | 堺市博物館 |
堺伝匠館
堺の伝統産業である刃物の歴史と技術を紹介する施設です。
2階の「堺刃物ミュージアムCUT」では、約300本の包丁の素材を使ったシャンデリア”HIBANA”が圧巻で、職人の実演を見学でき、実際に包丁を購入することも可能です。
住所 | 堺市堺区材木町西1丁1番30号 |
アクセス | 阪堺線「妙国寺前駅」より徒歩3分 南海本線「堺駅」より徒歩15分 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 第3火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入館料 | 展示見学無料 |
公式HP | 堺伝匠館 |
これらのスポットを映画の聖地と組み合わせることで、大阪・堺の歴史と文化をより深く体験できる充実した観光コースを楽しむことができます。
映画『嘘八百 なにわ夢の陣』とは?

『嘘八百 なにわ夢の陣』 は、2023年1月6日に公開された日本のコメディ映画で、人気シリーズ『嘘八百』の第3弾作品です。
監督は前2作に引き続き武正晴が担当し、脚本は今井雅子と足立紳が手がけました。
上映時間は112分で、配給はギャガが行いました。
主演は中井貴一と佐々木蔵之介が演じる古美術商と陶芸家の「骨董コンビ」で、豊臣秀吉の縁起物「秀吉七品」の中でも唯一所在不明だった茶碗「鳳凰」をめぐる騙し合いが展開されます。
新キャストとして関ジャニ∞の安田章大がカリスマ波動アーティスト・TAIKOH役で約7年ぶりの映画出演を果たし、話題を集めました。
シリーズは第1弾(嘘八百)が2018年、第2弾(嘘八百 京町ロワイヤル)が2020年と、1月の正月映画として定着しており、中井貴一×佐々木蔵之介のW主演で大ヒットを記録した人気作品です。
『嘘八百』シリーズの特徴として、関西を舞台にしたオリジナル脚本で制作されており、原作コミックや小説に依存せず、脚本陣による完全オリジナルストーリーが展開されている点が挙げられます。
古美術と騙し合いというユニークな設定で、日本独自のコンゲーム・コメディとして確立された作品となっています。
映画『嘘八百 なにわ夢の陣』についてまとめ
『嘘八百 なにわ夢の陣』のロケ地巡りでは、豊臣秀吉ゆかりの大阪城エリアと千利休のふるさと堺を巡ることで、映画の世界観をより深く体感できます。
ロケ地を巡る前にVODで作品をもう一度楽しみ、2023年7月20日に発売されたBlu-ray&DVD で復習するとさらに楽しめます。
なお、『嘘八百』シリーズは関西を舞台にしたオリジナル脚本のため、原作コミックや小説は存在しません。
※この記事の内容は、2025年9月時点の情報をもとにご紹介しています。実際にお出かけの際は、公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。