『罪の声』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット
本記事で紹介するスポットは、作品のロケ地とされている場所です。
一部は公式情報や取材記事をもとにしていますが、明言されていない箇所については、作中の描写や各種資料を参考にした考察も含まれます。
映画『罪の声』は、塩田武士さんの同名小説『罪の声』を原作としたサスペンス映画です。
昭和最大の未解決事件をモチーフにした重厚なストーリーが話題を呼び、多くの映画ファンを魅了しました。
劇中では、京都や神戸、岡山など関西・中国地方を中心にさまざまな場所で撮影が行われています。
「ロケ地を実際に訪れてみたい」「聖地巡礼をしながら旅行を楽しみたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、映画『罪の声』のロケ地と周辺のおすすめ観光スポット、効率的な回り方、作品の特徴について詳しく解説します。
映画『罪の声』のロケ地
ここでは、映画『罪の声』のロケ地について、以下の8か所を解説します。
- 知恩院 古門前付近
- 京都市動物園
- 名神高速 大津サービスエリア(上り)
- 聚楽横丁
- 割烹 大力(神戸市兵庫区)
- 旧西陵中学校(茂原市)
- 旧市民会館(茂原市)
- 田土浦公園
1か所ずつ見ていきましょう。
知恩院 古門前付近

映画『罪の声』ロケ地の1か所目は、知恩院 古門前付近です。
京都の古門前橋の空き地にセットが組まれ、星野源演じる曽根俊也が営むテーラーが再現されました。
知恩院は浄土宗の総本山として知られ、国宝の三門や御影堂など見どころが豊富です。
古門前橋は白川に架かる石造りの橋で、なだらかなアーチを描いています。
この付近から少し下流に行くと、京都観光でも屈指の人気スポットである祇園白川の花街が広がっています。
白川の川底は白い砂でできており、その名の由来となっています。
歴史ある寺院と情緒ある街並みを同時に楽しめるスポットとなっています。
京都市動物園

映画『罪の声』ロケ地の2か所目は、京都市動物園です。
曽根俊也と妻子が訪れる遊園地のシーンが撮影されました。
園内にある子ども用の乗り物や売店がある庭園エリアがロケ地となっています。
京都市動物園は明治36年(1903年)に開園した日本で2番目に歴史のある動物園です。
2015年にリニューアルオープンし、「もうじゅうワールド」「京都の森」「ゾウの森」「ゴリラのおうち」「おとぎの国」「アフリカの草原」「ひかり・みず・みどりの熱帯動物館」の7つのゾーンに分かれています。
日本初のニシゴリラの繁殖に成功したことでも知られ、コンパクトながら見どころ満載の施設となっています。
名神高速 大津サービスエリア(上り)

映画『罪の声』ロケ地の3か所目は、名神高速 大津サービスエリア(上り)です。
現金の受け渡しのため、犯人が指示した場所として登場します。
小栗旬演じる阿久津が指示内容に沿ってサービスエリアに向かうシーンが撮影されました。
大津サービスエリアは1963年に名神高速道路の部分開通と同時に設置された日本初のサービスエリアです。
琵琶湖と比叡山を見渡せる絶景スポットとして知られ、「恋人の聖地」にも認定されています。
上り線にはハート型のモニュメント「メビウスの輪」が設置されており、写真撮影スポットとして人気を集めています。
夜景も美しく、「日本夜景遺産」にも認定されています。
| 住所 | 大津市朝日が丘2-8-1 |
| 公式HP | 大津サービスエリア(上り) |
聚楽横丁
映画『罪の声』ロケ地の4か所目は、聚楽横丁です。
神戸市兵庫区の新開地エリアにあるレトロな横丁で、劇中の雰囲気を演出する重要なロケ地として使用されました。
新開地はかつて「東の浅草、西の新開地」と呼ばれた西日本有数の歓楽街でした。
大正から昭和初期にかけては24の劇場が立ち並び、多くの人で賑わっていました。
現在も昭和の面影を残す飲食店や商店が点在し、下町情緒あふれる雰囲気が楽しめます。
割烹 大力(神戸市兵庫区)
映画『罪の声』ロケ地の5か所目は、喫茶 大力(神戸市兵庫区)です。
俊也(星野源)が事件の手がかりを求めて訪ねた小料理屋のシーンで使用されました。
実際には割烹料理店で、店内にはキャストのサインも飾られているそうです。
新開地にある割烹大力は地元で長年愛されてきた老舗です。
映画のロケ地となってからは、ファンの聖地巡礼スポットとしても知られるようになりました。
予約が必要な人気店となっており、訪れる際は事前に確認することをおすすめします。
| 住所 | 神戸市兵庫区水木通1-2-4 |
| 定休日 | 木・日・祝日 |
| 公式Instagram | 大力 |
旧西陵中学校(茂原市)
映画『罪の声』ロケ地の6か所目は、旧西陵中学校(茂原市)です。
望(原菜乃華)の担任に曽根が話を聞きに行くシーンで、校舎内でのロケが行われました。
建物の外観なども旧西陵中学校が使用されています。
現在は廃校になっているため、多くのドラマや映画のロケ地として活用されています。
レトロな校舎の雰囲気が劇中の緊張感あるシーンを引き立てています。
千葉県茂原市では映画ロケの誘致に積極的で、「罪の声」のパネル展も開催されたことがあります。
旧市民会館(茂原市)
映画『罪の声』ロケ地の7か所目は、旧市民会館(茂原市)です。
旧西陵中学校と同様に千葉県茂原市に位置し、劇中の学生運動のシーンで使用されました。
茂原市は映画やドラマのロケ誘致に力を入れており、「罪の声」以外にも「浅田家!」など多くの作品の撮影が行われています。
旧市民会館の歴史ある建物が、作品に独特の雰囲気を与えています。
田土浦公園

映画『罪の声』ロケ地の8か所目は、田土浦公園です。
瀬戸大橋と瀬戸内海が美しく見える絶景スポットで、阿久津(小栗旬)と俊也(星野源)の距離が近づく大切な場面が撮影されました。
岡山県倉敷市下津井にある田土浦公園は、瀬戸大橋を真下から見上げることができる公園です。
晴れた日には香川県側の眺望も楽しめるほか、瀬戸大橋のライトアップが行われる日には夜景を見に訪れるカップルも多くいます。
| 住所 | 倉敷市下津井田之浦 |
| 岡山県観光連盟 | 田土浦公園 |
映画『罪の声』ロケ地周辺のおすすめスポット
ここでは、映画『罪の声』ロケ地周辺のおすすめスポットについて、以下の5か所を解説します。
- 祇園白川・巽橋
- 南禅寺・蹴上インクライン
- 能福寺(兵庫大仏)
- 藻原寺
- 下津井の町並み
1か所ずつ見ていきましょう。
祇園白川・巽橋

映画『罪の声』ロケ地周辺のおすすめスポットの1か所目は、祇園白川・巽橋です。
知恩院古門前から徒歩圏内にあり、京都を代表する風情ある景観が楽しめます。
祇園白川は白川に沿って続く風情ある通りで、石畳の道に紅殻格子の町家が並んでいます。
白川に架かる巽橋は「祇園でもっとも絵になる場所」として有名で、映画やドラマの撮影にも頻繁に使われています。
橋のすぐ向かいには、祇園の芸舞妓が芸事の上達を願って訪れる辰巳大明神が鎮座しています。
春はソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇り、一段と美しい景色が広がります。
南禅寺・蹴上インクライン

映画『罪の声』ロケ地周辺のおすすめスポットの2か所目は、南禅寺・蹴上インクラインです。
京都市動物園から徒歩圏内にあり、歴史と近代産業の遺産を同時に楽しめるエリアとなっています。
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山で、日本最大級の三門や美しい庭園が見どころです。
境内にある水路閣は、琵琶湖疏水を引くために明治時代に造られた赤レンガのアーチ橋で、フォトジェニックなスポットとして人気を集めています。
蹴上インクラインは全長約582mの世界最長の傾斜鉄道跡で、かつて船を台車に乗せて運んでいました。
現在は廃線跡を歩くことができ、春には約90本のソメイヨシノが美しいトンネルを作り出します。
| 住所 | 京都市左京区南禅寺福地町 |
| アクセス | 蹴上駅下車徒歩約10分 |
| 公式HP | 南禅寺 |
能福寺(兵庫大仏)

映画『罪の声』ロケ地周辺のおすすめスポットの3か所目は、能福寺(兵庫大仏)です。
新開地・聚楽横丁エリアから訪れやすい場所にあり、神戸の歴史を感じられるスポットとなっています。
能福寺は延暦24年(805年)に最澄により開創された天台宗の古刹です。
境内には日本三大仏に数えられる「兵庫大仏」が鎮座しています。
現在の大仏は平成3年(1991年)に再建された2代目で、蓮台と台座を含めて高さ18mもあります。
平清盛が出家した寺としても知られ、境内には平清盛の廟所もあります。
無料で拝観でき、間近で大仏様を見上げることができます。
| 住所 | 神戸市兵庫区北逆瀬川町1-39 |
| アクセス | 兵庫駅より徒歩約15分 中央市場前駅1番出口より徒歩約10分 |
| 公式HP | 能福寺 |
藻原寺

映画『罪の声』ロケ地周辺のおすすめスポットの4か所目は、藻原寺です。
茂原市の旧西陵中学校や旧市民会館から訪れやすい場所にある、歴史ある寺院です。
藻原寺(そうげんじ)は日蓮宗の寺院で、茂原市を代表する名所の一つです。
「茂原」という地名の由来になったとも言われており、地域の歴史を伝える重要な寺院となっています。
静かな境内で心落ち着くひとときを過ごすことができます。
| 住所 | 茂原市茂原1201 |
| 公式HP | 藻原寺 |
下津井の町並み

映画『罪の声』ロケ地周辺のおすすめスポットの5か所目は、下津井の町並みです。
田土浦公園から近く、瀬戸大橋観光と合わせて楽しめるエリアとなっています。
下津井は瀬戸内海に面する港町で、江戸時代には北前船による綿花やニシン粕の中継取引港として、また讃岐金毘羅参りの宿場として大いに繁栄しました。
祇園神社の参道付近から田之浦に続く旧道沿いには、本瓦葺きの屋根やなまこ壁の土蔵など、当時の面影を残す町並みが残されています。
岡山県の町並み保存地区に指定されており、平成30年には「北前船寄港地・船主集落」として日本遺産にも認定されました。
おすすめの回り方
ここでは、映画『罪の声』ロケ地のおすすめの回り方について考えました。
まず、京都エリアです。知恩院古門前、京都市動物園、南禅寺・蹴上インクラインを効率よく巡ることができます。
地下鉄東西線「蹴上駅」を起点にするのがおすすめです。
まず蹴上インクラインを散策し、南禅寺・水路閣を訪れます。
その後、徒歩で京都市動物園へ移動し、動物園を楽しんだ後は知恩院古門前エリアへ向かいます。
最後に祇園白川・巽橋まで足を延ばすと、京都らしい風情を存分に味わえます。
所要時間は半日から1日程度が目安です。
公共交通機関を利用すれば効率的に回ることができます。
次に神戸エリアです。新開地・聚楽横丁、喫茶 大力、能福寺(兵庫大仏)を巡る下町散策コースとなっています。
JR兵庫駅または阪急新開地駅を起点にするのがおすすめです。
まず聚楽横丁や新開地商店街を散策し、昭和レトロな雰囲気を楽しみます。
割烹大力で食事を楽しんだ後は、徒歩で能福寺へ向かい兵庫大仏を参拝します。
下町の情緒あふれる神戸の一面を発見できるコースです。所要時間は3〜4時間程度が目安となっています。
最後に岡山エリアです。田土浦公園と下津井の町並みを巡る瀬戸大橋満喫コースとなっています。
JR児島駅を起点に、下電バス「とこはい号」を利用するのがおすすめです。
まず田土浦公園で瀬戸大橋を真下から眺め、劇中の名シーンを思い出しながら絶景を楽しみます。
その後、下津井の町並みを散策し、江戸時代の面影が残る港町の雰囲気を味わいます。
鷲羽山展望台まで足を延ばせば、瀬戸大橋と瀬戸内海の絶景パノラマを堪能できます。
車でのアクセスも便利で、瀬戸中央自動車道児島ICから約10分で到着します。
映画『罪の声』とは?
映画『罪の声』は、2020年10月30日に公開され、塩田武士の同名小説『罪の声』を原作とするサスペンス作品です。
昭和最大の未解決事件「ギンガ・萬堂事件」をめぐり、事件を追う新聞記者・阿久津英士と、父の遺品から脅迫テープと同じ自分の声を発見したテーラー・曽根俊也、2人の男の運命が交錯します。
原作『罪の声』は2016年度週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位、第7回山田風太郎賞を受賞した話題作で、グリコ・森永事件をモチーフにしたリアリティある描写が特徴です。
監督は「いま、会いにゆきます」「映画 ビリギャル」の土井裕泰さん、脚本は「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」の野木亜紀子さんが担当しました。
野木亜紀子さんは『罪の声』で第44回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞しました。
キャストは小栗旬さんと星野源さんが映画初共演でダブル主演を務めました。
共演には松重豊さん、古舘寛治さん、市川実日子さん、梶芽衣子さん、宇崎竜童さんなど実力派俳優が揃い、物語に厚みを加えています。
映画『罪の声』についてまとめ
今回は、映画『罪の声』のロケ地と周辺のおすすめ観光スポット、効率的な回り方、作品の特徴について紹介しました。
映画『罪の声』は京都、神戸、岡山、千葉など各地でロケが行われ、それぞれの土地の魅力が作品に活かされています。
知恩院古門前のテーラーのセット、田土浦公園の美しい夕焼けシーン、新開地の下町情緒など、劇中の名シーンを実際に訪れることで、作品への理解がより深まるでしょう。
ロケ地周辺には祇園白川・巽橋、南禅寺・蹴上インクライン、能福寺(兵庫大仏)、下津井の町並みなど魅力的な観光スポットも多く、聖地巡礼と観光を同時に楽しむことができます。
小栗旬さんと星野源さんの熱演、野木亜紀子さんの脚本、土井裕泰監督の演出が融合した名作の世界観を、ぜひ現地で体感してみてください。


