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『とべない風船』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット

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2023年1月公開の映画『とべない風船』は、瀬戸内海の美しい島を舞台に、人々の交流と再生を描いた感動作です。

宮川博至監督の初長編作品で、東出昌大さん、三浦透子さん、小林薫さん、浅田美代子さんら実力派キャストが出演。

広島県でのオールロケが話題を呼びました。

本記事では『とべない風船』のロケ地とアクセス方法、関連情報をまとめてご紹介します。

聖地巡礼の計画にぜひ役立ててください。

映画『とべない風船』のロケ地3選

『とべない風船』は広島を舞台に、上蒲刈島、江田島市、瀬戸内海等で撮影されました。

今回ピックアップしたロケ地は、以下の3か所です。

とべない風船
  • 呉市上蒲刈島
  • 江田島市
  • 瀬戸内海多島美

それぞれのスポットについて見ていきましょう。

呉市上蒲刈島(くれしかみかまがりじま)

映画の主要な舞台となった瀬戸内海に浮かぶ美しい島です。

主人公たちが日常を過ごす漁村のシーンが数多く撮影され、穏やかな島の雰囲気が作品の癒しの空間を演出しています。

住所広島県呉市蒲刈町
車でのアクセス本州と安芸灘大橋で結ばれているため
ドライブで訪問可能

上蒲刈島は「とびしま海道」の一部で、隣の豊島とは豊島大橋で、下蒲刈島とは蒲刈大橋で繋がっています。

島内には県民の浜と恋ヶ浜の2つの海水浴場があり、風光明媚な瀬戸内のリゾートアイランドとして知られています。

山の中腹まで広がる果樹園では、みかんなどの柑橘類が特産品となっています。

江田島市(えたじまし)

映画のもう一つの主要ロケ地である江田島市は、瀬戸内海に浮かぶ豊かな自然に恵まれた島です。

主人公の凛子が父親に会うために訪れる島の設定で使用され、島の人々の温かさを感じるシーンが多く撮影されました。

住所広島県江田島市
アクセス広島港から高速船で約30分

呉中央桟橋ターミナルから約20分 
車でのアクセス音戸大橋・早瀬大橋経由で江田島へ

江田島市は明治時代から続く海軍の町として知られ、海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)などの歴史ある建物が残されています。

また、全国有数の牡蠣の産地として有名で、豊富なミネラルを含んだ濃厚な味の牡蠣を楽しめます。

瀬戸内海多島美(せとないかいたとうび)

映画の随所に登場する美しい瀬戸内海の風景です。

「多島美」とは瀬戸内海などの内海に浮かぶ小さな島々が連なる様子を形容した言葉で、山頂から望む雄大な景観は瀬戸内海随一と称えられています。

映画の予告編や本編で印象的に使用された瀬戸内海の美しい風景は、蒲刈島や江田島周辺の展望台や海沿いの道路から撮影されています。

ファンが同じアングルで写真を撮影できる定番スポットとなっています。

サイクリングやドライブで島々を巡りながら、映画のワンシーンを思い起こすような美しい風景を楽しめます。

特に夕日の時間帯は、映画のような幻想的な雰囲気を体験できます。

レンタサイクル:江田島市観光協会・レンタサイクルターミナル

映画『とべない風船』ロケ地周辺 呉・江田島周辺のおすすめスポット

『とべない風船』のロケ地に行くときに、一緒に楽しめる周辺のスポットも見ていきましょう。

ここでは呉エリア周辺と江田島エリア周辺のおすすめスポットを紹介していきます。

とべない風船
  • 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
  • 海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)
  • アレイからすこじま
  • 呉艦船めぐり ※要予約 
  • 広島県立 県民の浜 
  • 呉海自カレー

それぞれ見ていきましょう。

大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)  

大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は、戦艦「大和」を中心に、明治以降の呉の歴史や造船・科学技術の発展を紹介する博物館です。

館内には全長26.3メートルの1/10スケール戦艦「大和」模型や、零式艦上戦闘機、人間魚雷「回天」などの実物資料が展示されており、体験型の展示スペースも充実しています。

平和の大切さや科学技術の素晴らしさを伝えることを目的としており、多くの世代が学び楽しめる場です。

なお、現在は2026年3月末までリニューアル工事のため休館中です。

住所広島県呉市宝町5-20
アクセスJR呉駅から徒歩5分

広島呉道路呉ICから車で5分
営業時間現在リニューアル工事のため
2025年2月17日から2026年3月末まで休館中。
休館中は「大和ミュージアムサテライト」
(場所:ビューポートくれ / 呉市中通1丁目1-2)
にて9:00~18:00(入館は17:30まで)で展示
入場料大人500円、高校生300円、小・中学生200円 
公式HP大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)

海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)    

海上自衛隊呉史料館(愛称:てつのくじら館)は、広島県呉市にある海上自衛隊の広報施設で、潜水艦をテーマにした博物館です。

実際に海上自衛隊で使われていた潜水艦「あきしお」が陸上に展示されており、艦内の生活空間や設備を見学・体験することができます。

また、掃海艇や機雷除去の歴史と技術についても展示されており、海上自衛隊の活動や歴史を多角的に学べる施設です。

住所広島県呉市宝町5-32
アクセスJR呉駅より徒歩5分

広島呉道路呉ICより車で約5分
営業時間10:00~18:00(展示室の入館は17:30まで)
定休日火曜日(祝日の場合はその翌日)、12/29~1/3
入場料無料
駐車場専用駐車場はありません
公式HP海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)

アレイからすこじま   

アレイからすこじまは、広島県呉市にある歴史的な公園で、海上自衛隊の潜水艦や護衛艦を間近で見ることができる珍しいスポットです。

この場所はかつて呉海軍工廠の岸壁であり、戦前は軍港として重要な役割を果たしていました。

公園名の由来は、かつて呉浦にあった「からすこじま」と呼ばれる小島と、英語の「アレイ(小道)」に由来し、その小島は大正時代に魚雷発射訓練場として埋め立てられ現在はありません。

園内には明治時代に建てられたレンガ造りの倉庫や旧海軍の施設が残っており、歴史を感じながら散策が楽しめます。

日の出や日没には艦艇の国旗掲揚や降納も見ることができ、特に美しい景観が人気です。 

住所広島県呉市昭和町8
アクセス広電バス 呉倉橋島線 音戸倉橋方面ゆき
「潜水隊前」バス停下車徒歩約1分

広島呉道路(クレアライン)呉ICから約10分8
営業時間散策自由
入場料無料
駐車場アレイからすこじま駐車場(無料)
利用時間 8:00~20:00 
公式HPアレイからすこじま

呉艦船めぐり ※要予約

呉湾艦船めぐりは、広島県呉市の海上自衛隊呉基地周辺を遊覧し、潜水艦や護衛艦など自衛隊艦艇を間近で観察できる観光クルーズです。

港や軍港の歴史をガイド付きで聞きながら、瀬戸内海の風景と艦船を楽しむことができます。

住所 広島県呉市宝町4-44(呉中央桟橋ターミナル)
アクセスJR呉駅から徒歩約10分

広島呉道路(クレアライン)呉ICから5分
運行時間定期便(月、水、木、金)は
10:00~、11:00~、13:00~、14:00~の1日4便
(土日祝は12:00~も運航)
夕呉クルーズは日の入り時刻15分前に出航
(2日前までに要予約)
定休日火曜日
料金大人1700円、子供500円
所要時間約35分 
公式HP呉艦船めぐり  有限会社バンカー・サプライ ※要予約

広島県立 県民の浜

広島県立県民の浜は、広島県呉市蒲刈町にあるマリンリゾート施設です。

穏やかな瀬戸内海に面した日本の渚百選の美しい砂浜で海水浴が楽しめ、温水シャワーや桟敷席も整っています。

シーカヤックやSUPなどのマリンスポーツ、天体観測館での星空観察も魅力です。

プールや体育館、テニスコートなどもあり、日帰りから宿泊まで幅広く楽しめます。

住所広島県呉市蒲刈町大浦7605
アクセス広島市内から約80分

呉IC→安芸灘大橋(有料)→蒲刈大橋→県民の浜
営業時間施設により異なる(海水浴場は夏季のみ)
入場料海水浴場は無料(宿泊・温泉等は別途料金)
通行料 安芸灘大橋 普通車730円、軽自動車570円
公式HP広島県立 県民の浜

呉海自カレー

呉海自カレーは、広島県呉市のご当地グルメで、海上自衛隊の艦艇ごとに実際に提供されているカレーを再現したメニューです。

市内の認定店舗では、それぞれの艦艇のレシピをもとに作られた個性豊かなカレーが味わえます。

毎週金曜日にカレーを食べる海上自衛隊の習慣にちなんで誕生し、観光客にも人気のグルメとなっています。

呉ハイカラ食堂

住所呉市宝町4-21マリンビル3号館2階 
アクセス呉駅から徒歩約5分 
営業時間11:30~15:00(LO)
定休日火曜(祝日の場合翌日)
公式HP呉ハイカラ食堂

呉阪急ホテル カフェダイニング イルマーレ

住所 広島県呉市中央1-1-1 呉阪急ホテル1階
営業時間11:30~20:00(閉店21:00)
定休日無休
公式HP呉阪急ホテル カフェダイニング イルマーレ

映画『とべない風船』とは?

とべない風船』は2023年1月6日に全国公開された日本映画で、広島県内では先行公開として2022年12月1日より上映されました。

ジャンルはヒューマンドラマで、監督・脚本は宮川博至が手がけています。

キャストには、主人公の漁師・憲二役に東出昌大、元教師・凛子役に三浦透子、凛子の父親役に小林薫、島の居酒屋女将役に浅田美代子といった実力派俳優陣が名を連ねています。

撮影は広島県呉市や江田島市などでオールロケを敢行し、瀬戸内海の美しい風景が作品の重要な要素となっています。

平成30年7月豪雨を間近で体験した宮川監督が「地元の人々の経験を風化させないため」という強い使命感から制作した点が注目され、災害をテーマにした社会派作品として評価されています。

『とべない風船』は宮川博至監督によるオリジナル脚本で、実際に監督が見聞きしたエピソードを反映させたシーンが多数含まれているとのことです。

原作に縛られることなく、被災地で暮らす人々の心情を丁寧に描写した作品となっています。

映画『とべない風船』についてまとめ

『とべない風船』のロケ地巡りは、映画の舞台となった瀬戸内海の美しい島々で、主人公たちの心の軌跡をたどる特別な体験です。

蒲刈島の穏やかな漁村風景、江田島市の歴史ある街並み、そして息をのむような多島美の絶景は、訪れる人の心に深い感動を与えてくれるでしょう。

ロケ地を巡る前にVODで作品をもう一度楽しみ、原作やBlu-rayで復習するとさらに楽しめます。

映画のシーンを思い出しながら実際の場所に立つことで、作品への理解と感動がより一層深まることでしょう。

『とべない風船』で、映画のロケ地巡りで世界観に浸りながら瀬戸内海の美しい自然と温かい人々との出会いを体験してみませんか。

心の癒しを求める旅にきっと満足していただけるはずです。

※この記事の内容は、2025年9月時点の情報をもとにご紹介しています。実際にお出かけの際は、公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

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