『リバー、流れないでよ』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット

映画『リバー、流れないでよ』は、京都・貴船を舞台に“2分で巻き戻る時間”のなかでもがく人々を描いた群像劇です。
作品の空気をそのまま味わえるロケ地が、貴船には実在します。
この記事では、物語の中心となる料理旅館 貴船ふじや、クライマックスを彩る貴船神社、そして冒頭から印象的に映し出される貴船川のほとりの3スポットを、見どころや巡る際のちょっとしたヒントと一緒にご紹介します。
聖地巡礼や京都旅行の計画づくりの参考になる情報も添えました。
映画の余韻を抱えたまま、“京都の奥座敷”へ出かけてみませんか。
映画『リバー、流れないでよ』のロケ地スポット3選!
ここでは、『リバー、流れないでよ』のロケ地について、以下の3か所を解説します。
- 料理旅館 貴船ふじや
- 貴船神社
- 貴船川のほとり
料理旅館 貴船ふじや
『リバー、流れないでよ』のロケ地の1か所目は、料理旅館 貴船ふじやです。
映画の撮影は、京都にある料理旅館貴船ふじやで行われました。
この老舗旅館は、貴船川沿いに佇む風情ある建物で、映画では主人公ミコトが働く「ふじや」として、物語の中心的な舞台となっています。
貴船ふじやは貴船神社の目の前にあるため、早朝にお散歩や参拝に行きたい方には宿泊も良さそうです。
お部屋の窓からは豊かな自然が広がっており、貴船川のせせらぎが聞こえてくるなど、マイナスイオンをたっぷりと感じられる旅館です。
映画のファンはもちろん、京都の奥座敷でゆったりと過ごしたい方にもおすすめです。
夏は川床料理、冬はぼたん鍋を楽しめるなど、四季折々の京会席も堪能できます。
映画では、2分間のタイムループに巻き込まれた従業員や宿泊客たちの混乱が、この旅館の様々な場所で描かれています。
実際に宿泊すれば、映画のシーンを思い出しながら、特別な時間を過ごすことができるでしょう。
住所 | 京都市左京区鞍馬貴船町 貴船神社鳥居前 |
アクセス | 叡山電鉄「貴船口」より送迎あり (事前予約不要)当日電話を |
公式HP | 料理旅館 貴船ふじや |
貴船神社

『リバー、流れないでよ』のロケ地の2か所目は、貴船神社です。
物語のクライマックスで重要な役割を果たすこの神社は、運気隆昌・縁結び・諸願成就のご利益があり、多くの参拝者が訪れる人気のパワースポットです。
貴船神社の参道に連なる朱塗りの灯籠は、映画の作品内でも印象的に映し出されている印象的な風景です。
作中に登場する縁結びのお守りもいただくことができます。
また、水の神さまを祀る神社とあって、水に浸けると文字が浮かび上がる「水占みくじ」は参拝者のほとんどがチャレンジされる人気のおみくじです。
映画では雪が舞う冬の貴船神社が登場しますが、春の桜、夏の青もみじ、秋の紅葉と、四季折々の美しさを楽しめる場所でもあります。
住所 | 京都市左京区鞍馬貴船町180 |
アクセス | 貴船口駅から京都バス33番貴船行 |
本宮参拝ご案内時間 | 6:00~17:00 |
公式HP | 貴船神社 |
聖地巡礼の際は、ゆっくりと境内を散策してみてはいかがでしょうか。
京都・貴船川のほとり

『リバー、流れないでよ』のロケ地の3か所目は、京都・貴船川のほとりです。
映画の冒頭、ミコトが佇む川辺はその後も何度も登場し、物語の空気を決定づける重要な場所となっています。
清澄な流れと渓谷の緑が織りなす景観に、沿道の巨岩が点在する貴船らしい表情も加わり、作品の“時間の反復”というテーマを連想させます。
聖地巡礼の際は、川床は飲食店の施設であることに留意し、遊歩道からの見学や利用時のマナーを守って散策をお楽しみください。
映画『リバー、流れないでよ』のロケ地周辺のおすすめスポット
- 鞍馬寺
- 川床料理
- 貴船コスメティックス&ギャラリー
鞍馬寺

『リバー、流れないでよ』のロケ地周辺のおすすめスポットの1か所目は鞍馬寺です。
源義経や天狗の伝説で知られる霊山で、貴船からは奥の院・魔王殿へ続く山道が伸び、体力があれば鞍馬寺と貴船神社をハイキングで1日(実質2時間程度)で巡れます。
道中は「木の根道」「息つぎの水」「背比べ石」など史跡が点在しています。
本殿金堂前の「金剛床」は、尊天の波動が広がる星曼荼羅を模した場所としても有名です。
歴史ロマンと自然の気配が濃いこのコースは、映画鑑賞後の聖地巡礼にパワースポット巡りも加えたい人にぴったりです。
住所 | 左京区鞍馬本町1074 |
アクセス | 叡山電車「鞍馬駅」下車 ケーブルカーあり |
ケーブルカー寄付金 | 大人片道200円 小学生以下片道100円 |
公式HP | 総本山 鞍馬寺 |
急坂や段差があるため歩きやすい靴でどうぞ。
貴船の川床料理

『リバー、流れないでよ』のロケ地周辺のおすすめスポットの2か所目は、貴船の川床料理です。
例年5月1日〜9月末ごろに、貴船川の真上に床を設けて京会席などを楽しめる夏の風物詩です(雨天・増水時は中止や店内案内に切替)。
映画の舞台となった「貴船ふじや」をはじめ、川床で本格的な京会席を提供する料亭も多く、特別な日の食事にも向きます。
貴船ふじやでは夏季は川床での提供(雨天時は室内)で、5月〜9月の案内が基本です。
貴船は市内中心部より最大で約5〜10℃ほど涼しいこともあり、川のせせらぎとともに“天然のクーラー”を体感できます。
貴船コスメティックス&ギャラリー

『リバー、流れないでよ』のロケ地周辺のおすすめスポットの3か所目は貴船コスメティックス&ギャラリーです。
貴船の湧水をコンセプトにした「KIFUNE COSMETICS」の基幹店で、約200年前に余呉湖畔に建てられた庄屋を移築した趣ある建物が目印です。
店内には自社コスメのほか、「貴船パワーストーン」や地元アーティストの作品が並び、小さなカフェスペースも併設しています。
営業時間は11:00〜17:00/不定休なので、バス待ちや散策の合間の休憩にも使いやすいスポットです。
映画『リバー、流れないでよ』とは?
『リバー、流れないでよ』は、2023年6月23日に公開された日本映画。
京都の奥座敷として知られる冬の貴船の老舗旅館を舞台に、2分が経つたび時間が巻き戻り、全員が元の場所に戻る一方で記憶だけが引き継がれるという独自設定で、人々の混乱と奮闘を描く群像劇です。
原案・脚本は上田誠さん、監督は山口淳太さんです。
ヨーロッパ企画制作によるオリジナル長編映画第2弾で、主演は藤谷理子、共演に鳥越裕貴や本上まなみさん、早織さん、近藤芳正さんなどがが名を連ねています。
久保史緒里が物語の鍵を握る役で友情出演し、主題歌はくるり「Smile」です。
映画『リバー、流れないでよ』についてまとめ
今回は、映画『リバー、流れないでよ』のロケ地である貴船の撮影場所と周辺観光スポット、作品の魅力についてご紹介しました。
料理旅館貴船ふじやと貴船神社という2つの主要ロケ地は、実際に訪れることができる聖地巡礼スポットとして、映画ファンにとって特別な場所となっています。
また、貴船エリアには鞍馬寺や川床料理など、映画のロケ地以外にも魅力的な観光スポットが点在しており、一日中楽しむことができます。
2分間のタイムループという斬新な設定で描かれた本作は、京都の奥座敷・貴船の美しい風景と、そこで繰り広げられる人間ドラマが見事に融合した作品です。
世界各国の映画祭で高い評価を受けたことも納得の、ユニークで心温まる映画となっています。
映画を観た後は、ぜひ実際に貴船を訪れて、作品の世界観を肌で感じてみてください。
四季折々の美しい自然と、歴史ある神社仏閣、そして美味しい料理が待つ貴船で、映画の余韻に浸りながら特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。