『こんにちは、母さん』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット
映画『こんにちは、母さん』は、山田洋次監督が吉永小百合さんを主演に迎え、東京の下町を舞台に家族の絆を描いた心温まる作品です。
墨田区向島を中心に撮影されたこの映画には、隅田川沿いの美しい景観やスカイツリーを背景にした印象的なシーンが数多く登場します。
言問橋や隅田公園といった下町情緒あふれるロケ地は、映画を観た方なら一度は訪れてみたい場所ばかりです。
この記事では、作品の舞台となった主要なロケ地5選と、あわせて訪れたい周辺のおすすめスポットをご紹介します。
映画の世界観に浸りながら、東京の下町散策を楽しんでみませんか。
映画『こんにちは、母さん』のロケ地スポット5選
ここでは、『こんにちは、母さん』のロケ地について、以下の5か所を解説します。
- 言問橋
- 隅田川テラス
- 隅田公園
- 墨田聖書教会
- カフェ ムルソー
1か所ずつ見ていきましょう。
言問橋

ロケ地の1か所目は言問橋です。
言問橋は隅田川にかかる橋で、スカイツリーと一緒に撮影できる絶好のフォトスポットとなっています。
東京の下町情緒を感じられる場所で、橋の上からは隅田川の景色を一望でき、川を行き交う水上バスや屋形船も眺められます。
桜の季節には周辺が美しく彩られ、より風情ある景観を楽しめるでしょう。
浅草駅から徒歩圏内とアクセスも良好で、映画のシーンを思い出しながら散策するのに最適な場所です。
| 住所 | 墨田区向島二丁目 |
| アクセス | 東武伊勢崎線「浅草駅」より 徒歩約8分 |
隅田川テラス

ロケ地の2か所目は、隅田川テラスです。
隅田川沿いに続く遊歩道で、映画の撮影でも数多くのシーンに登場しています。
テラスからはスカイツリーを望むことができ、母と息子が語り合うシーンなど心に残る場面が撮影されました。
春には桜並木が続き、夏には隅田川花火大会の観覧スポットとしても人気です。
ジョギングや散歩を楽しむ地元の人々で賑わい、下町の人情あふれる雰囲気を肌で感じられます。
川沿いをゆっくり歩きながら、映画の世界観に浸ることができるでしょう。
| 住所 | 東京都台東区駒形2-1-29 |
| アクセス | 東京メトロ浅草駅から徒歩約5分 |
隅田公園

ロケ地の3か所目は、隅田公園です。
隅田川の両岸に広がる広大な公園で、江戸時代から桜の名所として知られています。
映画では、母親がいきいきと過ごす日常のシーンが撮影されました。
春には約350本の桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。
公園内には遊具や芝生広場もあり、家族連れでのんびり過ごすのにぴったりです。
また、スカイツリーを背景にした撮影スポットとしても人気があります。
映画の舞台となった下町の温かな雰囲気を感じながら、ゆったりとした時間を過ごせるスポットです。
| 住所 | 東京都墨田区向島1-3-45 |
| アクセス | 東武スカイツリーライン「浅草駅」北口より徒歩約5分 東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」より徒歩7分 都営浅草線「本所吾妻橋駅」A3出口より徒歩4分 |
| 公式HP | 隅田公園 |
墨田聖書教会
ロケ地の4か所目は、墨田聖書教会です。
映画の中で母親が通う教会として登場し、物語の重要な場所となっています。
小ぶりな礼拝堂風で、緑色の屋根と扉が印象的な建物は、下町の風景に溶け込む温かみのある外観が特徴です。
母親が新しい人生を歩み始めるきっかけとなった場所として、映画のストーリーに深く関わっています。
実際に訪れる際は、静かに外観を眺める程度にとどめ、教会の活動に配慮することが大切です。
周辺には昔ながらの街並みが残っており、散策しながら映画の世界観を味わえます。
| 住所 | 墨田区墨田3-19-4 |
| アクセス | 東武スカイツリーライン鐘ケ淵駅徒歩約7分 |
| 公式HP | 墨田聖書教会 |
カフェ ムルソー
ロケ地の5か所目は、カフェ ムルソーです。
隅田川沿いに佇むヨーロッパ風の外観が印象的なカフェで、映画にも登場しました。
店内からは隅田川やスカイツリーを眺めることができ、特に夜のライトアップされた景色は格別です。
テラス席も用意されており、川の流れを感じながらゆったりとした時間を過ごせます。
ケーキセットや紅茶メニューが充実しており、落ち着いた雰囲気の中でカフェタイムを楽しめるでしょう。
映画の世界観を感じながら、優雅なひとときを過ごすのにぴったりのスポットです。
| 住所 | 台東区雷門2-1-5 中村ビル |
| アクセス | 地下鉄銀座線 浅草駅 4番出口 徒歩約1分 都営浅草線 浅草駅 A3出口 徒歩約1分 東武スカイツリーライン浅草駅 徒歩約5分 |
| 営業時間 | 11:00~22:00 |
| 公式HP | カフェ ムルソー |
映画『こんにちは、母さん』ロケ地周辺のおすすめスポット
ここでは、『こんにちは、母さん』のロケ地周辺のおすすめスポットについて、以下の3か所を解説します。
- 東京スカイツリー
- すみだ水族館
- 両国国技館
1か所ずつ見ていきましょう。
東京スカイツリー

周辺のおすすめスポットの1か所目は、東京スカイツリーです。
高さ634メートルを誇る世界一高い自立式電波塔で、墨田区のシンボルとして圧倒的な存在感を放っています。
地上350メートルの天望デッキと450メートルの天望回廊からは、東京の街並みを360度のパノラマで楽しめます。
晴れた日には富士山まで見渡せることもあり、昼と夜で異なる景色を堪能できるでしょう。
夜にはライトアップされ、幻想的な姿を見せてくれます。
映画にも度々登場するスカイツリーを間近で見上げれば、作品の世界により深く入り込めます。
| 住所 | 墨田区押上1丁目1−2 |
| アクセス | 東京スカイツリー駅前、押上駅前 |
| 料金 | セット券 天望デッキ+天望回廊 平日 3,100円大人 2,150円中高生 1,300円小学生 休日 3,400円大人 2,350円中高生 1,400円小学生 天望デッキ 平日 2,100円大人 1,400円中高生 850円小学生 休日 2,300円大人 1,500円中高生 900円小学生 |
| 公式HP | 東京スカイツリー |
すみだ水族館

周辺のおすすめスポットの2か所目は、すみだ水族館です。
東京スカイツリータウン内にある都市型水族館で、雨の日でも快適に楽しめるスポットとなっています。
小笠原大水槽や、ペンギンやオットセイの展示が人気です。
特にクラゲ展示エリアは幻想的な雰囲気で、癒しの空間を演出しています。
体験/プログラムも開催されており、子供から大人まで楽しめる工夫が凝らされています。
| 住所 | 東京都墨田区押上一丁目1番2号 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F |
| アクセス | 東武スカイツリーライン 「とうきょうスカイツリー」駅 すぐ |
| 営業時間 | 平日 10:00~20:00 土日祝 9:00~21:00 |
| 料金 | 大人2,500円 高校生1,800円 中・小学生1,200円 幼児(3歳以上)800円 |
| 公式HP | すみだ水族館 |
両国国技館

周辺のおすすめスポットの4か所目は、両国国技館です。
日本の国技である大相撲の本拠地として知られ、毎年1月、5月、9月に本場所が開催されます。
巨大なドーム型の建物は独特な存在感があり、相撲ファンでなくても一度は訪れたい場所です。
本場所の時期には約11,000人の観客で賑わい、迫力ある取組を間近で観戦できます。
相撲が開催されていない時期でも、周辺には相撲部屋や相撲にちなんだ施設が点在しており、日本の伝統文化に触れられます。
また、両国周辺にはちゃんこ鍋の名店も多く、相撲の街ならではのグルメを堪能できるでしょう。
| 住所 | 墨田区横網1丁目3−28 |
| アクセス | JR両国駅から徒歩1分 |
| 公式HP | 両国国技館 |
映画『こんにちは、母さん』とは?
『こんにちは、母さん』は、山田洋次監督が吉永小百合さんを主演に迎えた映画作品です。
山田監督にとって91歳で手がけた90本目の監督作となり、現代の東京下町を舞台に家族の物語を描いています。
原作は劇作家の永井愛さんによる同名の戯曲で、山田監督の母三部作の3作目にあたります。『母べえ』『母と暮せば』に続く3作目です。
主演の吉永小百合さんは下町に暮らす母・福江役を演じ、その息子・昭夫役を大泉洋さんが務めています。
共演には永野芽郁さん、寺尾聰さん、宮藤官九郎さん、田中泯さん、YOUさんなど豪華キャストが名を連ねました。
物語は、大企業の人事部長として日々神経をすり減らす昭夫が、久しぶりに実家を訪れると、割烹着姿だった母が艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている姿に戸惑うところから始まります。
下町の温かい人々との交流を通じて、昭夫は見失っていた大切なものに気づいていきます。
撮影は東京都墨田区向島を中心に行われ、山田監督が墨田区での撮影にこだわったことでも知られています。
下町の人情や家族の絆を描いた『こんにちは、母さん』は、令和の時代を生きる私たちに大切なメッセージを届けてくれる作品となっています。
映画『こんにちは、母さん』についてまとめ
今回は、映画『こんにちは、母さん』のロケ地6選と周辺のおすすめスポットを紹介しました。
言問橋、隅田川テラス、隅田公園といった隅田川沿いの景色は、映画の世界観を存分に味わえるスポットです。
墨田聖書教会やカフェ ムルソーなど、物語の重要なシーンで使用された場所を訪れれば、登場人物たちの気持ちにより深く共感できるでしょう。
また、東京スカイツリーやすみだ水族館など、周辺の観光スポットと組み合わせることで、充実した一日を過ごせます。
ぜひこの記事を参考に、映画『こんにちは、母さん』のロケ地巡りに出かけてみてください。

