『ちひろさん』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット

2023年2月23日公開の映画『ちひろさん』は、安田弘之さんの人気漫画を今泉力哉監督が映画化し、有村架純さんが主演を務めたヒューマンドラマです。
元風俗嬢のちひろが、海辺の小さな街で働きながら人々と心を通わせていくい物語が描かれてます。
舞台となった静岡市や焼津市では、港町ならではの風景や温かな日常が映し出されました。
この記事では『ちひろさん』のロケ地とアクセス方法、関連情報をまとめてご紹介します。
ロケ地巡りの計画にぜひ役立ててください。
映画『ちひろさん』のロケ地3選
『ちひろさん』は静岡県を舞台に撮影されました。
今回ピックアップしたロケ地は、以下の3か所です。
- 小川港(焼津市)
- お弁当屋「あさひや」(静岡市)
- らーめん岡田(焼津市)
それぞれのスポットについて見ていきましょう
焼津市観光協会が公式発行したロケ地マップには10カ所以上のスポットが掲載されており、ファンのロケ地巡りを手厚くサポートしています。
「Netflix映画『ちひろさん』焼津ロケ地マップ」(PDF)
小川港(焼津市)

映画のタイトルシーンで、ちひろ・オカジ・マコトが夕暮れの中を散歩するシーンの舞台となったのが、静岡県焼津市の小川港です。
港町らしい潮風と磯の香りが感じられる風情ある場所で、映画では登場人物たちの穏やかな時間が描かれています。
住所 | 静岡県焼津市石津2204 |
アクセス | 焼津駅よりバス一色和田浜線「小川港前」下車 |
小川港は焼津市を代表する漁港のひとつで、サバやアジの水揚げでも有名です。
ロケ地巡りと合わせて、新鮮な海の幸も楽しめるエリアとなっています。
お弁当屋「あさひや」(静岡市)
ちひろさんが勤めるお弁当屋さん”のこのこ”として撮影に使用されたのが、静岡市葵区にある実際のお弁当屋さん「あさひや」です。
撮影では看板だけを変更して使用されており、ちひろが日々働く職場の温かな雰囲気を演出しています。
住所 | 静岡県静岡市葵区駒形通5丁目4−1 |
アクセス | JR静岡駅から徒歩約25分 静鉄新静岡駅から徒歩約25分 |
あさひやは地元で愛され続けるお弁当屋さんで、特に唐揚げ弁当が絶品として評判です。
ロケ地巡りの際には、映画の世界観を味わいながら美味しいお弁当も楽しめます。
らーめん岡田(焼津市)
谷口とサラリーマンが口論している最中、ちひろさんが来店し気まづい雰囲気になったシーンの撮影地として使用されたのが、焼津市の「らーめん岡田」です。
地元に根差した食堂の雰囲気が、作品のリアリティを高めています。
住所 | 焼津市小川3570-7 |
映画に登場するラーメンは、実際にらーめん岡田の方が調理を手がけたとのことで、ロケ地巡りの食事スポットとしても人気を集めています。
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映画『ちひろさん』ロケ地周辺 焼津・静岡エリア周辺のおすすめスポット
『ちひろさん』のロケ地に行くときに、一緒に楽しめる周辺のスポットも見ていきましょう。
焼津エリア周辺のおすすめスポット5選
まずは焼津エリア周辺で一緒に楽しめる周辺のスポットには以下の5つのスポットを選びました。
- 焼津さかなセンター
- 焼津神社
- ディスカバリーパーク焼津天文科学館
- 深層水ミュージアム
- 花沢の里
それぞれ見ていきましょう。
焼津さかなセンター

聖地巡礼の拠点として最適な、焼津を代表する海産物市場です。
さかなのまち焼津から市場の雰囲気を味わいながら「見て!買って!食べ尽くす‼」をテーマに、特販店や飲食店がずらり約50店舗大集合しています。
住所 | 静岡県焼津市八楠4丁目13番地の7 |
アクセス | 東名焼津ICから車で1分、 JR焼津駅からバスで約10分 「さかなセンター」バス停下車 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 1月1日、他設備点検による臨時休業日あり |
入場料 | 無料 |
公式HP | 焼津さかなセンター |
焼津神社

1600年以上前に創建と伝えられ、祭神は日本武尊です。
古くから地元の漁業関係者など市民から厚い信仰を受け、8月12・13日に行われる大祭は東海一の荒祭ともいわれます。
住所 | 静岡県焼津市焼津2丁目7-2 |
アクセス | JR焼津駅から徒歩約15分 |
営業時間 | 境内自由 |
入場料 | 無料 |
公式HP | 焼津神社 |
ディスカバリーパーク焼津天文科学館

プラネタリウムや科学展示を楽しめる屋内施設として人気で、雨の日でも楽しめるスポットです。
住所 | 静岡県焼津市田尻2968-1 |
アクセス | JR焼津駅からしずてつバス 「一色和田浜線(和田浜まわり)」で約25分 「横須賀ディスカバリーパーク」下車徒歩1分 |
営業時間 | 9:00~17:00(平日) 10:00から19:00(土日祝) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
料金 | 展示・体験室:一般300円、小中高生100円 (プラネタリウムは別料金) |
公式HP | ディスカバリーパーク焼津天文科学館 |
深層水ミュージアム

駿河湾の深層水について学べる「深層水ミュージアム」では駿河湾の深層水や深海生物の展示を学びながら見学できます。
住所 | 静岡県焼津市鰯ヶ島136-24 |
アクセス | JR焼津駅から自主運行バスゆりかもめ 「アクアスやいづ」下車、徒歩3分。 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入場料 | 無料 |
公式HP | 焼津市・深層水ミュージアム |
花沢の里

山の谷地にある30戸ほどの山村集落です。
石垣と板張りの建物と山林など周辺の自然環境とが一体となって独自の歴史的景観を作り出し、静岡県初の国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
住所 | 静岡県焼津市野秋373-1 (花沢の里観光駐車場) |
アクセス | 東名焼津ICから車で約10分 無料観光駐車場あり |
営業時間 | 散策自由 |
入場料 | 無料(法華寺本堂拝観は1週間 ほど前までに要予約・300円) |
公式HP | 焼津市花沢伝統的建造物群保存地区 |
静岡市エリア周辺のおすすめスポット7選
次に静岡エリア周辺で一緒に楽しめる周辺のスポットには以下の7つのスポットを選びました。
- 静岡市三保松原文化創造センター・みほしるべ
- 久能山東照宮
- 登呂遺跡・静岡市立登呂博物館
- 静岡市立日本平動物園
- 静岡県庁別館21階展望ロビー
- 静岡浅間神社
- 黄金の茶の間 ※要予約
それぞれ見ていきましょう。
静岡市三保松原文化創造センター・みほしるべ

世界遺産の構成資産に登録された三保の松原を知る施設です。
三保松原の歴史や羽衣伝説などを映像シアターや展示物でわかりやすく解説し、駐車場・施設利用ともに無料です。
住所 | 静岡市清水区三保1338-45 |
アクセス | JR清水駅から三保方面行バスで約25分 「三保松原入口」下車、徒歩約15分 |
営業時間 | 年中無休 9:00~16:30 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | あり |
公式HP | 静岡市三保松原文化創造センター・みほしるべ |
久能山東照宮

徳川家康を最初に祀った国宝・久能山東照宮で、1159段の石段からの風光明媚な景観も有名です。
住所 | 静岡県静岡市駿河区根古屋390 |
アクセス | JR静岡駅からしずてつジャストライン日本平線にて終点 「日本平ロープウェイ」下車(約45分) ⇒ 山頂より日本平ロープウェイ(5分) |
参拝時間 | 9:00~17:00 |
入場料 | 大人700円、小中学生300円 (久能山東照宮博物館との共通券:大人1200円) |
公式HP | 久能山東照宮 |
登呂遺跡・静岡市立登呂博物館

登呂遺跡は、静岡市駿河区登呂に広がる弥生時代後期の農耕集落遺跡です。
昭和27年(1952年)には「特別史跡」に指定されています。
遺跡内には弥生時代の住居や倉庫、水田が復元され、登呂ムラの人々の生活を垣間見ることができます。
住所 | 静岡市駿河区登呂5-10-5 |
アクセス | JR静岡駅から石田街道線(土呂遺跡)行き 終点(土呂遺跡)下車 または石田街道線(東大谷)行き・(久能山下)行き (土呂遺跡入口)下車徒歩10分 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 祝日・振替休日の翌日 |
入場料 | 一般300円、高大学生200円、小中学生50円 (登呂遺跡、博物館1階(体験展示室を含む)、 屋上テラスは無料 隣接の芹沢銈介美術館との共通券の販売もあり |
公式HP | 静岡市立登呂博物館 |
静岡市立日本平動物園
日本平の麓にあり約130種560点の動物を飼育しています。
猛獣を多角的に観察できる「猛獣館299」、国内最大級のフライングケージ「フライングメガドーム」などの施設があります。
住所 | 静岡県静岡市駿河区池田1767-6 |
アクセス | JR東静岡駅より、しずてつジャストライン 「静岡日本平線」で10分 「動物園に行こう!線」、「動物園に行ってきました!線」 (土・日・祝:直行便) |
営業時間 | 9:00~16:30 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始 |
入場料 | 一般620円、小中学生150円 |
公式HP | 静岡市立日本平動物園 |
静岡県庁別館21階展望ロビー

静岡県庁別館の21階に位置する富士山展望ロビーは、静岡市街地を見下ろせる抜群の眺望を誇ります。
天気の良い日には、富士山はもちろん、南アルプスや駿河湾の景色も楽しめます。
住所 | 静岡県静岡市葵区追手町9-6 |
アクセス | JR静岡駅から徒歩約15分 |
営業時間 | 8:30~18:00(平日) 10:00から18:00(土日祝日) |
定休日 | 毎月第3土曜日とその翌日の日曜日、年末年始 |
入場料 | 無料 |
公式HP | 静岡県庁別館21階展望ロビー |
静岡浅間神社

神部神社(かんべじんじゃ)、浅間神社(あさまじんじゃ)、大歳御祖神(おおとしみおやじんじゃ)、社の3つの神社からなる総称で、国指定の重要文化財に指定された26棟もの社殿を有しています。
住所 | 静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1 |
アクセス | JR静岡駅からバスで約10分 「赤鳥居 浅間神社入口」下車 |
営業時間 | 境内自由(社務所:9:00~17:00) |
入場料 | 無料 |
公式HP | 静岡浅間神社 |
黄金の茶の間 ※要予約

美しい山の景色の中でお茶を楽しみます。
午前の部:8:30~12:00
午後の部:13:00~16:30で、茶農家との交流が楽しめます。
※約30分のプチトレッキングがあるため履き慣れた靴を
住所 | 静岡市葵区諸子沢219(黄金みどり茶園) |
アクセス | 静岡スマートIC→現地まで(約45分) |
料金 | 3500円(黄金期5000円) |
関連情報 | 黄金の茶の間 |
映画『ちひろさん』とは?

映画『ちひろさん』は、繊細な人間関係を描き続けてきた今泉力哉監督によって2023年2月に公開されたヒューマンドラマです。
主演の有村架純をはじめ、豊嶋花、リリー・フランキー、風吹ジュンら実力派キャストが集結し、131分の上映時間で丁寧に物語が紡がれています。
本作品はNetflixでの全世界配信と同時に劇場公開も行われ、国内外で幅広い観客に届けられました。
特に主人公ちひろの自然体な生き方や、心に響く言葉の数々が多くの観客の共感を呼んでいます。
原作コミック『ちひろさん』も人気を誇り、安田弘之による同名漫画は月刊誌『Eleganceイブ』で連載されました。
漫画版でもちひろの発する名言がSNSで話題となり、映画化前から多くの読者に愛され続けています。
風俗嬢時代『ちひろ』と合わせて読むことで、より深くちひろの世界観を楽しむことができるでしょう。
映画『ちひろさん』についてまとめ
映画『ちひろさん』の聖地巡礼は、静岡県の美しい港町で作品の世界観を実際に体感できる特別な体験です。
小川港の潮風、地元に愛されるお弁当屋さんの温かさ、漁港の活気ある雰囲気など、映画で描かれた日常の風景を自分の足で歩いて感じることで、ちひろさんの物語がより深く心に響くことでしょう。
映画の細かなシーンや登場人物の心情を改めて確認してから現地を訪れることで、新たな発見や感動が生まれるはずです。
焼津市と静岡市の港町を舞台にした心温まる物語を、ぜひ聖地巡礼を通じて存分にお楽しみください。