『わたしの幸せな結婚』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット

映画『わたしの幸せな結婚』は、目黒蓮さんと今田美桜さんが演じる美世と清霞の恋物語が話題となり、多くのファンを魅了しました。
作品の美しい世界観を支えているのが、三重県、京都府、奈良県などのの歴史ある建造物や風景です。
本記事では『わたしの幸せな結婚』のロケ地となったスポットやアクセス方法、関連情報をまとめてご紹介します。
ロケ地巡りの計画にぜひ役立ててください。
映画『わたしの幸せな結婚』のロケ地スポット6選
ここでは、『わたしの幸せな結婚』のロケ地について、以下の6点を解説します。
- 六華苑:三重県桑名市
- 高田本山 専修寺:三重県津市
- 舞鶴赤れんがパーク:京都府舞鶴市
- 舞鶴地方総監部会議所(東郷邸):京都府舞鶴市
- 北吸トンネル:京都府舞鶴市
- 橿原市今井町 重要伝統的建造物群保存地区:奈良県橿原市
それぞれのスポットについて見ていきましょう。
六華苑:三重県桑名市

美世の実家である斎森家の洋館として撮影されたこの場所は、映画の冒頭で印象的な存在感を示しています。
ジョサイア・コンドル設計による美しい洋館と日本庭園が調和した国指定重要文化財で、明治時代の豪商・諸戸清六の邸宅として建てられました。
館内では当時の調度品や建築様式を見学でき、映画に登場したシーンを思い浮かべながら散策することができます。
住所 | 三重県桑名市大字桑名663-5 |
アクセス | 桑名駅東口より徒歩約20分 バスターミナル②番のりばから長島温泉行き(三交桑名経由)、 バスターミナル③番のりばから市内A循環、市内B循環のいずれかに乗車し、 「田町」のバス停で下車 |
入場料 | 一般460円、中学150円 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 月曜日 ※月曜が祝日の場合、翌平日 |
公式HP | 六華苑 |
高田本山 専修寺:三重県津市

帝の御前や宮内省の場面など、物語の重要シーンが数多く撮影されました。
御影堂、通天橋、賜春館、釘抜門といった歴史ある建造物が登場し、映画の格調高い雰囲気を演出しています。
真宗高田派の本山として親鸞聖人ゆかりの寺院であり、御影堂と如来堂は国宝に指定されています。
境内は自由に参拝でき、建築美と歴史の重みを感じることができます。
住所 | 三重県津市一身田町2819 |
アクセス | 近鉄名古屋線「一身田駅」から徒歩約5分 またはJR紀勢本線「東一身田駅」から徒歩約15分 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 境内自由(高田本山専修寺 宝物館 燈炬殿は有料) |
公式HP | 専修寺 |
舞鶴赤れんがパーク:京都府舞鶴市

物語のクライマックスシーンが撮影されたこの場所は、明治時代に建設された旧舞鶴海軍工廠の赤れんが倉庫群で構成されています。
近代化遺産として価値が高く、映画では作品の重厚で格調高い世界観を支える重要な背景となりました。
現在は博物館や展示施設、イベント会場として活用され、赤れんがの美しい外観と歴史的価値を同時に楽しめます。
夜間には赤れんが倉庫群が幻想的にライトアップされ、暖かな光に照らされた重厚な赤れんがの建物が夜空に浮かび上がる光景は圧巻です。
このライトアップにより、昼間とは異なる幻想的でロマンチックな雰囲気を楽しむことができ、カップルや写真愛好家にも人気のスポットとなっています。
住所 | 京都府舞鶴市字北吸1039番地の2 |
アクセス | 東舞鶴駅より徒歩約20分 |
公式HP | 舞鶴赤れんがパーク |
舞鶴地方総監部会議所(東郷邸):京都府舞鶴市

久堂家、つまり清霞の邸宅として使用され、書斎や居室など美世と清霞の生活を象徴する重要な場面にたびたび登場しました。
明治時代に建てられた洋風建築で、当時の海軍関係者の邸宅として使われていた歴史があります。
なお、毎月第一日曜日に施設公開が行われており、無料で内部を見学することができます。
赤れんがパークから徒歩圏内にあるため、セットで訪れることもおすすめです。
建物の外観は一般道からも見ることができ、映画のシーンを思い出しながら散策できます。
住所 | 京都府舞鶴市余部下1200 |
アクセス | JR東舞鶴駅下車 京都交通バス 東西循環線(左回り)乗車 → 造船所前停留所徒歩3分(海軍記念館) → 自衛隊桟橋前停留所徒歩1分(北吸係留所) |
見学会広報もしている Xアカウント | 舞鶴地方総監部【公式】 |
見学会HP | 海上自衛隊 舞鶴地方隊 |
北吸トンネル:京都府舞鶴市

美世が駆け抜ける印象的なシーンが撮影されました。
明治37年に建設された歴史あるトンネルで、赤れんが造りの美しいアーチが特徴的です。
国の登録有形文化財に登録されており、現在は歩行者および自転車専用道路として活用されています。
赤れんがパーク周辺にあるため、聖地巡礼の際にはセットで訪れやすいスポットです。
トンネル内は薄暗く、映画の緊迫したシーンを思い起こさせる雰囲気があります。
住所 | 京都府舞鶴市北吸740 |
アクセス | 東舞鶴駅から徒歩12分 |
関連情報 | 舞鶴観光協会 |
橿原市今井町 重要伝統的建造物群保存地区:奈良県橿原市

重要伝統的建造物群保存地区に指定されている歴史ある町並みで一部シーンが撮影され、橿原市がロケ地マップを配布するなど積極的にPRしています(配布は終了)。
江戸時代の面影を残す町並みが映画の和風世界観にぴったりと合致し、美しい背景として活用されました。
今井町は「大和の金は今井に七分」と言われるほど栄えた商業都市で、現在も多くの歴史的建造物が保存されています。
『わたしの幸せな結婚』のロケ地周辺のおすすめスポット
『わたしの幸せな結婚』のロケ地に行くときに、一緒に楽しめる周辺のスポットも見ていきましょう。
- 多度大社:三重県桑名市
- 三重県総合博物館MieMu(みえむ):三重県津市
- 津観音:三重県津市
- 五老スカイタワー:京都府舞鶴市
多度大社:三重県桑名市

多度大社は三重県桑名市にある「北伊勢大神宮」と呼ばれる格式高い古社で、1500年以上の歴史を持つパワースポットです。
毎年5月には騎手が馬で急坂を駆け上がる迫力満点の「上げ馬神事」が開催され、その勇壮な光景は一見の価値があります。
白馬伝説で知られ、商売繁盛・厄除け・勝負運のご利益は絶大と評判です。
緑豊かな境内は四季を通じて美しく、特に春の桜や秋の紅葉は絶景。伊勢神宮参拝とセットで訪れる人も多く、「お伊勢参らばお多度もかけよ」の言葉通り、心身ともにリフレッシュできる特別な聖地です。
住所 | 三重県桑名市多度町多度1681 |
アクセス | 養老鉄道「多度駅」から徒歩約30分 |
拝観時間 | 通常参拝自由 |
拝観料 | 境内無料 |
公式HP | 多度大社 |
三重県総合博物館MieMu(みえむ):三重県津市

三重県総合博物館MieMu(みえむ)は津市にある2014年にオープンした魅力満載の新世代博物館です。
日本最大の化石ゾウ、ミエゾウの全身骨格復元標本が間近で見られる圧倒的な迫力は必見で三重の自然・歴史・文化を紹介する展示に加え、明るく開放的な交流創造エリアで体験型学習も楽しめます。
裏庭には「鳥居古墳」が復元され、石室のある古墳の様子も見学可能です。
季節の移ろいを感じられるミュージアムフィールド もあり、何度訪れても新しい発見がある知的冒険スポットです。
家族連れにも大人気の学びと感動の宝庫です!
住所 | 三重県津市一身田上津部田3060 |
アクセス | 津駅西口1番のりばから乗車 【89系統】総合文化センター行き 「総合文化センター前」下車すぐ 【89系統】夢が丘団地行き 「総合文化センター前」下車すぐ |
開館時間 | 9:00~17:00 |
入場料 | 一般520円 学生310円 企画展示は別料金 |
定休日 | 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日) 年末年始 |
公式HP | 三重県総合博物館MieMu |
津観音:三重県津市

津観音は三重県津市大門にある真言宗醍醐派の別格本山で、正式名称は恵日山観音寺大宝院(えにちざん かんのんじ だいほういん)といいます。
709年(和銅2年)、伊勢阿漕ヶ浦の漁夫の網にかかった聖観世音菩薩立像を本尊として祀ったのが開山と伝えられ、約1300年の歴史を誇る名刹です。
本尊の聖観世音菩薩は厄除けや安産祈願で広く信仰され、浅草観音(浅草寺)、大須観音と並び「日本三大観音」の一つといわれています。
毎月18日の縁日には多くの参拝者が訪れ、縁日祭が行われます。
境内には2001年に再建された木造五重塔や昭和期に再建された仁王門があり、春には桜、秋には紅葉が楽しめる風光明媚なスポットです。
津市街地からのアクセスも良く、心の癒しを求める人々に親しまれています。
住所 | 三重県津市大門32-19 |
アクセス | 津新町駅 バス停京口立町下車徒歩2分 |
拝観時間 | 7:00~20:00 |
拝観料 | 無料(資料館・本堂内部は500円) |
公式HP | 津観音 |
五老スカイタワー:京都府舞鶴市

舞鶴市の五老スカイタワーは、標高301メートルの五老岳の頂上にそびえる高さ50メートルの展望タワーです。
海抜325メートルの展望室からは、舞鶴湾の美しいリアス式海岸と舞鶴市街地が360度の絶景パノラマで一望でき、その眺めは「近畿百景第1位」に選ばれた絶景スポットです。
海上自衛隊の護衛艦や豪華客船の航行も楽しめ、併設のカフェでは舞鶴名物の海自カレーも味わえます。
日の出から夜景まで、舞鶴の美しさを存分に満喫できる魅力的な観光地です。
10月〜2月には雲海スポットとしても楽しめます。
住所 | 京都府舞鶴市字上安 237 |
アクセス | JR西舞鶴駅、東舞鶴駅からタクシーで約15分 |
開館時間 | 4月〜11月 平日 9:00〜19:00 / 土日祝 9:00〜21:00 12月〜3月 平日/土日祝 9:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで |
入場料 | 大人300円、小人150円 |
定休日 | 年中無休 |
公式HP | 五老ヶ岳公園 |
映画『わたしの幸せな結婚』とは?
『わたしの幸せな結婚』は顎木あくみによる富士見L文庫(KADOKAWA)から刊行されている和風ファンタジー小説を原作として、塚原あゆ子監督が実写映画化した作品です。
主演には人気アイドルグループSnow Manのメンバーである目黒蓮さんと、女優として活躍する今田美桜さんが起用されました。2023年に公開され、美しい映像美と心温まるストーリーで多くの観客を魅了し、興行収入は約28億円を記録する大ヒット作品となりました。
呪いや霊的力が存在する架空の和風世界が存在する日本を舞台に、家族に虐げられて育った美世が、冷酷と噂される軍人・清霞との出会いを通じて真の愛と幸せを見つけていく物語です。
原作小説も非常に人気が高く、映画公開後にはさらなる注目を集めています。
映画『わたしの幸せな結婚』についてまとめ
今回は、映画『わたしの幸せな結婚』の主要ロケ地6選と周辺の観光スポットについて詳しくご紹介しました。
六華苑や専修寺などの三重県のスポット、舞鶴の赤れんがパークや東郷邸、北吸トンネルといった京都府のスポット、そして奈良県の今井町など、実在する美しい名所が数多く登場しています。
これらのロケ地は一般見学が可能な場所が多く、建築や景観の見どころも豊富です。
聖地巡礼を計画する際は、「三重(桑名・津)」「京都(舞鶴)」「奈良(今井町)」のエリア別プランで回ると効率的に巡ることができます。
映画の感動を思い出しながら、実際にロケ地を訪れて特別な旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。