『エゴイスト』ロケ地を紹介!映画の世界を歩く聖地巡礼スポット

映画『エゴイスト』は、エッセイスト・高山真の自伝的小説「エゴイスト」を「トイレのピエタ」の松永大司監督が映画化した感動作です。
主人公・浩輔を鈴木亮平、龍太を宮沢氷魚、龍太の母を阿川佐和子が演じ、原作はエッセイスト高山真(たかやま まこと)の自伝的小説『エゴイスト』で、ほぼ実話という事実も話題となりました。
本記事では『エゴイスト』のロケ地となったスポットやアクセス方法、関連情報をまとめてご紹介します。
ロケ地巡りの計画にぜひ役立ててください。
映画『エゴイスト』のロケ地スポット5選
映画『エゴイスト』は東京を中心とした実在のロケ地で撮影され、主人公・浩輔の日常や心境の変化を丁寧に描いています。
今回ピックアップしたロケ地は、以下の4か所です。
- 新宿末廣亭前
- 池林房(ちりんぼう)
- 喫茶ロン(Lawn)
- Bar Jeff
- Villaはまかなや
それぞれのスポットについて見ていきましょう。
新宿末廣亭前

浩輔が父に結婚について問われた後、一人で街を歩く印象的なシーンの舞台となった場所です。新宿の繁華街らしい賑やかな雰囲気の中で、浩輔の複雑な心境が表現されています。
住所 | 東京都新宿区新宿3丁目6-12 |
アクセス | JR「新宿駅」から徒歩10分 「新宿3丁目駅」から徒歩2分 |
公式HP | 新宿末廣亭 |
池林房(ちりんぼう)
浩輔がゲイ仲間数人とワイワイと酒を飲んでいる居酒屋として登場します。
1978年創業の老舗居酒屋で、作家の椎名誠をはじめ多くの文化人が通う名店として知られています。
昭和カジュアルな雰囲気が映画の世界観と見事にマッチしています。
住所 | 東京都新宿区新宿3丁目8-7 吉川ビル1F |
アクセス | 東京メトロ丸ノ内線・副都心線「新宿三丁目駅」徒歩2分 |
喫茶ロン(Lawn)
トレーニングを終えた後、浩輔が龍太から食事メニューなどのアドバイスを受ける喫茶店として登場します。
昭和29年創業のレトロなたたずまいが印象的な2階建ての純喫茶で、建築家・高橋靗一が手掛けた建築としても価値の高い店舗です。
住所 | 東京都新宿区四谷1丁目2 |
アクセス | 四ツ谷駅から徒歩2分 |
喫茶ロン(Lawn) |
Bar Jeff
浩輔がゲイ仲間と飲むカウンターバーとして撮影されました。
新宿二丁目のゲイバーで、作品のテーマに密接に関わる重要なロケ地です。
住所 | 東京都新宿区新宿2丁目16-3 |
アクセス | 新宿駅から徒歩12分 地下鉄新宿三丁目駅C7出口より徒歩3分 |
公式HP | Bar Jeff |
Villaはまかなや
浩輔の父が暮らす千葉の実家として、内観シーンの撮影に使用された貸別荘です。
父と息子の関係性を描く重要なシーンの舞台となっています。
住所 | 千葉県富津市金谷2277-9 |
アクセス | JR内房線浜金谷駅 徒歩10分 |
映画『エゴイスト』ロケ地周辺 新宿エリア・四ツ谷エリア・富津市エリア周辺のおすすめスポット
『エゴイスト』のロケ地に行くときに、一緒に楽しめる周辺のスポットも見ていきましょう。
ここでは新宿エリア・四ツ谷エリア・富津市エリア周辺のおすすめスポットを紹介していきます。
新宿エリア周辺のおすすめスポット2選
まずは新宿エリア周辺で一緒に楽しめる周辺のスポットには以下の2つのスポットを選びました。
- 新宿御苑
- 歌舞伎町・ゴールデン街
それぞれ見ていきましょう。
新宿御苑

折々の美しい庭園が楽しめる都心のオアシスです。
自然の中でのんびり過ごしたい方におすすめです。
住所 | 東京都新宿区内藤町11 |
アクセス | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」徒歩5分 |
営業時間 | 9:00-18:00(入園は17:30まで) ※季節により変動 |
入園料 | 一般500円、65歳以上・学生250円 |
休園日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日) 年末年始 |
公式HP | 新宿御苑 |
歌舞伎町・ゴールデン街

新宿の夜の象徴的なエリアで、昭和レトロな雰囲気が残る小さなバーが軒を連ねています。
文化人や芸能人も多く訪れる、東京の夜文化を体験できるスポットです。
住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1丁目1-6 |
アクセス | JR「新宿駅」東口から徒歩10分 |
関連情報 | 新宿三光商店街振興組合 |
四ツ谷エリア周辺のおすすめスポット
次に四ツ谷エリア周辺で一緒に楽しめる周辺のスポットを選びました。
迎賓館赤坂離宮

国宝に指定された美しい洋風宮殿建築です。
予約が必要なエリア・予約が不要なエリアがあり、豪華絢爛な内装と庭園を見学できます。
住所 | 東京都港区元赤坂2-1-1 |
アクセス | JR「四ツ谷駅」から徒歩7分 |
公式HP | 迎賓館赤坂離宮 |
庭園 | 一般:300円、大学生以下無料 |
本館・庭園 | 一般:1,500円、大学生:1,000円、 中高生:500円、小学生以下:無料 |
和風別館・庭園 | 一般:1500円、大学生:1000円、中高生:500円 ※小学生以下はご参観いただけません。 ※和風別館の参観は事前予約制(先着順)です。 一般公開申込システムからお申し込みが必要です。 |
和風別館・本館・庭園 | 一般:2000円、大学生:1500円、中高生:700円 ※小学生以下はご参観いただけません。 ※和風別館の参観は事前予約制(先着順)です。 一般公開申込システムからお申し込みが必要です。 |
富津市エリア周辺のおすすめスポット
最後に富津市エリア周辺で一緒に楽しめる周辺のスポットを選びました。
マザー牧場

房総半島の豊かな自然の中で、動物たちとのふれあいや四季の花々を楽しめる観光牧場です。
ファミリーでの訪問に特におすすめです。
住所 | 千葉県富津市田倉940-3 |
アクセス | JR「君津駅」からバスで40分 |
営業時間 | 2月~11月 土日祝 9:00~17:00 平日 9:30~16:30 12月~1月 土日祝 9:30~16:00 平日 10:00~16:00 |
入場料 | 大人1800円、小人900円 |
定休日 | 不定休 |
公式HP | マザー牧場 |
映画『エゴイスト』とは?
『エゴイスト』は2023年2月10日に公開された日本の恋愛映画・ヒューマンドラマです。
メガホンを取ったのは繊細な人間描写で定評のある松永大司監督で、『風の電話』の狗飼恭子と共に脚本を手掛けました。公開後は数々の映画祭で高く評価され、国際的にも注目を集めています。
第35回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されたほか、「アジア・フィルム・アワード」では主演男優賞など複数部門にノミネートされ、宮沢氷魚が最優秀助演男優賞に輝きました。
さらに、主演の鈴木亮平は第22回ニューヨーク・アジアン映画祭で「ライジングスター・アジア賞」を受賞するなど、世界的にその演技力が認められています。
相手役の龍太を演じる宮沢氷魚は、『his』での主演をきっかけに注目を集め、本作でも透明感とまっすぐさを併せ持つ魅力的な演技を披露しています。
脇を固める阿川佐和子や柄本明といったベテラン俳優陣も作品に深みを与えています。
映画の原作となった高山真の自伝的小説『エゴイスト』は、2010年に出版され、映画公開を機に再び注目を集め、累計8万部を突破するベストセラーとなっています。
高山真は数々の名コラムを世に送り出してきたエッセイストで、本作は彼自身の実体験を基にした自伝的作品として、リアリティのある人間描写が高く評価されています。
『エゴイスト』についてまとめ
映画『エゴイスト』は、東京を中心とした実在のロケ地で撮影された、愛とエゴをテーマにした感動作です。
新宿の池林房や四ツ谷の喫茶ロンなど、都内の魅力的なスポットが数多く登場し、聖地巡礼を通じて作品の世界観により深く触れることができます。
各ロケ地は公共交通機関でアクセスしやすく、周辺の観光スポットと合わせて楽しむことで、充実した一日を過ごせるでしょう。
原作小説や映像特典も楽しみながら、主人公・浩輔が歩いた東京の街を実際に体験してみてください。