『リボルバー・リリー』ロケ地を紹介！映画の世界を歩く聖地巡礼スポット
映画『リボルバー・リリー』は、大正時代を舞台にした美しい映像が魅力の作品です。
作中に登場する歴史的建造物や自然豊かな風景は、実在するロケ地で撮影されています。
「あの印象的なシーンはどこで撮影されたの?」「実際にロケ地を訪れてみたい」と思った方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、『リボルバー・リリー』のロケ地5選と、周辺のおすすめスポットを詳しく紹介します。
映画『リボルバー・リリー』のロケ地スポット5選
ここでは、『リボルバー・リリー』のロケ地について、以下の5か所を解説します。
- 六華苑（ろっかえん）｜三重県桑名市
- 日光田母沢御用邸記念公園｜栃木県日光市
- 21世紀の森（沼田市）｜群馬県
- 鷲宮神社｜埼玉県久喜市
- 小目沼橋（こめぬまばし）
1か所ずつみていきましょう。
六華苑（ろっかえん）｜三重県桑名市
『リボルバー・リリー』のロケ地の1か所目は、六華苑（ろっかえん）です。
六華苑は、洋館と和館が一体となった美しい邸宅で、明治・大正期の意匠を今に伝える文化財です。
洋館および和館は国の重要文化財、庭園は国指定名勝にあたります。
設計はジョサイア・コンドル、竣工は大正２年（1913年）。映画の世界観を引き立てる上質な空間と、四季の彩りが映える庭園が魅力です。
『リボルバー・リリー』では、六華苑が百合と慎太が立ち寄る「大森ホテル」のロケ地として使われました。
上流階級の気配が漂う洋館の重厚さが、物語の緊張感と優雅さを同時に表現しています。
| 住所 | 三重県桑名市大字桑名663-5 |
| アクセス | 桑名駅東口より徒歩約20分 バスターミナル②番のりばから長島温泉行き(三交桑名経由)、 バスターミナル③番のりばから市内Ａ循環、市内Ｂ循環のいずれかに乗車し、 「田町」のバス停で下車 |
| 入場料 | 一般460円、中学150円 |
| 開館時間 | 9:00～17:00 |
| 休館日 | 月曜日 ※月曜が祝日の場合、翌平日 |
| 公式HP | 六華苑 |
日光田母沢御用邸記念公園｜栃木県日光市
『リボルバー・リリー』のロケ地の2か所目は、日光田母沢御用邸記念公園です。
この施設は、大正天皇のご静養地として使用された歴史ある建物で、江戸・明治・大正の3時代の建築様式が調和した貴重な文化財です。
映画では、格調高い和風建築が大正時代の雰囲気を醸し出すシーンに使用されました。
広大な敷地には美しい庭園が広がり、建物内部には当時の皇室の生活を偲ばせる調度品が展示されています。
紅葉の季節には特に美しい景色が楽しめます。
| 住所 | 栃木県日光市本町8-27 |
| アクセス | 東武日光駅より、東武バス 湯元温泉行き･中禅寺温泉行き･ 奥細尾行き･清滝行き ｢日光田母沢御用邸記念公園｣下車1分 |
| 開園時間 | 4月～10月：9:00～17:00（受付は16:00まで） 11月～3月：9:00～16:30（受付は15:45まで） |
| 入園料 | 大人600円 小中学生300円 |
| 公式HP | 日光田母沢御用邸記念公園 |
21世紀の森（沼田市）｜群馬県
『リボルバー・リリー』のロケ地の3か所目は、21世紀の森（沼田市）です。
群馬県沼田市に位置する21世紀の森は、豊かな自然に囲まれた広大な森林公園です。
映画では、アクションシーンや自然の中での印象的な場面の撮影地として使用されました。
四季を通じて異なる表情を見せる森林は、大正時代の日本の原風景を表現するのに最適なロケーションとなっています。
園内には遊歩道が整備されており、ハイキングやピクニックも楽しめます。
新緑の季節や紅葉の時期には、映画で見た風景をより鮮やかに体感できます。
| 住所 | 沼⽥市上発知町字高蕨、利根郡川場村大字門前 |
| アクセス | 関越自動車道沼田インターチェンジから約20分 |
| 休園日 | 12⽉1⽇〜2⽉末 |
| 利根沼田森林組合 | 21世紀の森 |
鷲宮神社
『リボルバー・リリー』のロケ地の4か所目は、鷲宮神社です。
鷲宮神社は、関東最古の大社として知られる歴史ある神社で、厳かな雰囲気が漂うロケーションです。
『リボルバー・リリー』では、神社の境内や参道が重要なシーンの舞台として登場しました。
樹齢数百年の木々に囲まれた境内は、大正時代の日本の精神性を表現するのにふさわしい場所です。
参拝は自由に行え、毎年正月には多くの初詣客で賑わい、伝統的な祭事も数多く執り行われています。
映画のファンだけでなく、歴史や文化に興味のある方にもおすすめのスポットです。
| 住所 | 久喜市鷲宮1-6-1 |
| アクセス | 鷲宮駅より徒歩約8分 |
| 公式HP | 鷲宮神社 |
小目沼橋（こめぬまばし）
『リボルバー・リリー』のロケ地の5か所目は、小目沼橋（おめぬまばし）です。
茨城県つくばみらい市の小貝川に架かる木造の沈下橋で、欄干がない細身の橋と周辺の田園風景が、大正期を思わせる情景づくりに活用されました。
橋は木橋のため車両通行はできず、徒歩・自転車のみ通行可能です。
現地に駐車場はありませんので、注意してください。
四季で表情を変える川景色を眺めながら橋を渡れば、映画のワンシーンをより立体的に味わえます。
| 住所 | つくばみらい市下小目・平沼付近 |
| つくばみらい市観光協会 | 小目沼橋（こめぬまばし） |
『リボルバー・リリー』のロケ地周辺のおすすめスポット
ここでは、『リボルバー・リリー』のロケ地周辺のおすすめスポットについて、以下の3か所を解説します。
- なばなの里｜三重県桑名市
- 日光東照宮｜栃木県日光市
- 吹割の滝｜群馬県沼田市
1か所ずつ見ていきましょう。
なばなの里
『リボルバー・リリー』のロケ地周辺のおすすめスポットの1か所目は、なばなの里です。
六華苑から車で約20分の距離にあるなばなの里は、四季折々の花々と壮大なイルミネーションが楽しめる人気の観光スポットです。
春にはチューリップやバラ、秋にはコスモスやダリアなど、季節ごとに異なる花々が園内を彩ります。
特に冬のイルミネーションは国内最大級の規模を誇り、幻想的な光の世界が広がります。
※2025/2026シーズンのイルミネーションは2025.10/18～ 2026.5/31に実施します。
園内にはレストランや温泉施設もあり、一日中楽しむことができます。
ロケ地巡りの後に立ち寄れば、旅の思い出がさらに充実したものになるでしょう。
| 住所 | 桑名市長島町駒江漆畑270 |
| アクセス | 近鉄長島駅から直通バスで約10分 |
| 入村料 | 期間により料金は異なります。 詳細は公式HPで |
| 公式HP | なばなの里 |
日光東照宮｜栃木県日光市
『リボルバー・リリー』のロケ地周辺のおすすめスポットの2か所目は、日光東照宮です。
日光田母沢御用邸記念公園から車で約10分の場所にある日光東照宮は、世界遺産「日光の社寺」を構成する社寺の一つです。
徳川家康を祀る豪華絢爛な社殿は、見る者を圧倒する美しさを誇ります。
有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿や、眠り猫など、多くの国宝や重要文化財が点在しています。
自然豊かな境内を散策しながら、日本の歴史と文化に触れることができます。
ロケ地巡りと合わせて訪れることで、日光エリアの魅力を存分に堪能できるでしょう。
| 住所 | 日光市山内2301 |
| アクセス | JR日光線「日光駅」／東武日光線「東武日光駅」 から世界遺産めぐりバス乗車約10分、 「表参道」バス停から徒歩約5分 または「神橋」バス停から徒歩約15分 |
| 拝観料 | 大人・高校生 1600円 小・中学生 550円 セット料金（東照宮拝観券＋宝物館入館券）もあります |
| 拝観時間 | 4月1日 ～ 10月31日 （午前9時より午後5時まで） 11月1日 ～ 3月31日 （午前9時より午後4時まで） |
| 公式HP | 日光東照宮 |
吹割の滝｜群馬県沼田市
『リボルバー・リリー』のロケ地周辺のおすすめスポットの3か所目は、吹割の滝です。
「東洋のナイアガラ」とも称される迫力満点の滝で、幅30メートル、高さ7メートルの岩盤を割くように流れ落ちる水流は圧巻で、自然の力強さを肌で感じることができます。
遊歩道が整備されており、さまざまな角度から滝を眺めることが可能です。
新緑の季節には清々しい緑が、秋には色鮮やかな紅葉が滝を彩り、四季折々の美しさを見せてくれます。
周辺には温泉施設もあるため、ロケ地巡りの疲れを癒すのにも最適なスポットです。
| 住所 | 沼田市利根町追貝 |
| アクセス | JR沼田駅から鎌田行きバス45分 「吹割の滝」下車 徒歩約3分 |
| 沼田市観光協会 | 吹割の滝 |
映画『リボルバー・リリー』とは?
『リボルバー・リリー』は、長浦京による同名小説を原作とした映画作品です。
原作は、大正時代を舞台に、孤高の凄腕ガンマンである小曽根百合と、彼女に命を救われた少年の絆を描いた物語として高い評価を得ました。
その独特の世界観と魅力的なキャラクターが注目され、映画化が実現しました。
2023年に公開された本作は、原作の持つ緊張感あふれるアクションと、心温まる人間ドラマを映像で見事に表現しています。
大正時代という時代設定を活かした美術や衣装も見どころの1つです。
主人公の小曽根百合役には、演技派女優として知られる綾瀬はるかが抜擢されました。
銃を巧みに操る凄腕ガンマンという難しい役柄を、アクションと繊細な演技の両面から見事に演じています。
また、百合に命を救われる少年・細見役には、若手俳優の鈴鹿央士が起用されました。
監督を務めたのは、数々のヒット作を手掛けてきた行定勲監督です。
その他にも、豊川悦司、池松壮亮、吉田鋼太郎など実力派俳優陣が脇を固め、作品に深みを与えています。
豪華キャストによる熱演が作品の魅力をさらに引き立てています。
『リボルバー・リリー』最大の魅力は、迫力あるガンアクションと心温まる人間ドラマの融合です。
主人公の百合が放つ銃撃シーンは圧巻で、綾瀬はるかの身体を張った演技が光ります。
一方で、百合と少年・細見の間に育まれる疑似親子のような絆は、観る者の心を打ちます。
大正時代という時代設定も作品に独特の雰囲気を与えており、美しい映像美と相まって唯一無二の世界観を作り出しています。
アクション映画でありながら、人の優しさや生きる意味を問いかける深いテーマ性も備えた作品となっています。
映画『リボルバー・リリー』についてまとめ
今回は、映画『リボルバー・リリー』のロケ地5選と、周辺のおすすめスポット、作品の魅力について紹介しました。
六華苑や日光田母沢御用邸記念公園などの歴史的建造物から、21世紀の森や小目沼橋といった自然豊かなスポットまで、作品の世界観を体感できる場所が全国に点在しています。
それぞれのロケ地には固有の魅力があり、映画のシーンを思い出しながら巡ることで、作品への理解がより深まるでしょう。
周辺の観光スポットと合わせて訪れることで、旅の充実度もさらに高まります。
ぜひこの記事を参考に、『リボルバー・リリー』の聖地巡礼の旅に出かけてみてください。
